9月に入ると、生筋子がスーパーに並び出します。
秋が旬の生筋子ですが、やはり鮮度が落ちてしまうと美味しくなくなってしまいます。
生のままで食べるのも美味しいですが、生臭さが気になったり苦手という方も少なくないと思います。
そんな時は、醤油漬けにしてみてはいかがでしょう?
生筋子の賞味期限は、当日〜1日程度だといわれています。
基本的には購入した日、また翌日には食べ切ることが望ましいです。
短い賞味期限のため、冷凍する方も多いのではないでしょうか。
それ以外に、賞味期限を長く楽しむ方法としても、醤油漬けはオススメです。
生筋子を醤油漬けしたいくらの冷蔵と冷凍の賞味期限
醤油漬けにすると、賞味期限は2〜5日程度になります。
生筋子として食べるよりも長くなります。
賞味期限内に食べ切れるなら、冷蔵庫で保管していても大丈夫ですが、長く楽しみたいのであれば、冷凍保存する方が安心です。
冷凍して保存すると、賞味期限は1年ほどまで延びます。
冷凍すると、自分の食べたい時に解凍して食べることができますね。
冷凍したいくらは、冷蔵庫に入れて自然解凍するようにしましょう。
小分けにしておくと便利です。
常温での解凍や流水での解凍方法もありますが、菌が繁殖してしまう可能性があります。
食中毒にならないように、冷蔵庫で解凍するのが安全です。
生筋子で作ったいくらの賞味期限を長くする冷凍方法のコツ
賞味期限を長くするためには、塩分と酒が必要となってきます。
塩分濃度が高いほど、長持ちします。
ただし、塩分が増えるということは、その分味が濃くなり、しょっぱくなってしまうのが難点です。
醤油漬けにする場合も、醤油が多くなると、色も黒っぽくなってしまいます。
鮮やかなオレンジ色のいくらは美味しそうに見えますが、色が黒っぽいと、
「古くなっているのかな?」
「悪くなっているのかな?」
と感じてしまいます。
また、酒を使うと賞味期限が伸びます。
使う時は、事前に火にかけアルコールを飛ばしておきましょう。
レンジを使用することもお手軽です。
生筋子200gに対して、醤油大さじ2・酒大さじ2の割合で作ると美味しく出来上がります。
みりんを小さじ1ほど入れてもいいと思います。
醤油と酒の割合は1:1になるようにすれば覚えやすいですね。
解凍後のいくらの賞味期限
冷凍しておいたいくらは、冷蔵庫で自然解凍します。
前日に冷蔵庫に移しておけば、翌日には食べられる状態になっているはずです。
解凍したいくらは、その日かその翌日までには食べ切ってください。
解凍して、数日経ってしまうと水分が多く出てきます。
水っぽくなると美味しくないですし、菌も繁殖しやすくなります。
その日に食べきれない場合は必ず冷蔵庫に入れましょう。
冷凍保存する時に、小分けにしておくと、使いやすいですね。
ラップに包み、ジップロックなどの保存袋で密閉するといいです。
なるべく平らになるように冷凍しておくと、解凍時にムラも少なくなります。
少しの手間で、後がラクになりますよ。
賞味期限の過ぎたいくらの見分け方
賞味期限がきれたいくらは、見た目や臭いにが変わってきます。
もちろん味も違ってきます。
保存しているいくらの袋が、密閉しているにもかかわらず膨張している場合は食べることを諦めて、残念ですが廃棄してください。
細菌が繁殖していると、ガスが発生してきます。
膨張してくると、このガスが発生していると考えていいでしょう。
膨張を見分けるためにも、袋の中の空気はなるべく抜いて密閉の状態で冷凍することが大切ですね。
いくらは傷んでくると、臭いがしてきます。
新鮮ないくらは、ほとんど臭いがありません。
ツンとしたような臭いや、腐った臭いはわかるはずです。
異臭がしていたら食べることはやめてくださいね。
また、いくらの粒が潰れて崩れてくることがあります。
その場合、赤い汁が出てきたり、白く濁ってくると思います。
これは腐っている状態と考えた方がいいですね。
糸が引き出すこともありますので、この場合も諦めて処分しましょう。
見た目に変化がなくても、口に入れた時、酸っぱいと感じたら、食べるのをやめてください。
もし、食中毒になってしまうと、命に危険をきたすかもしれません。
近頃、生筋子やいくらの値段も上がってきています。
安いものではないので、もったいないという気持ちもわかりますが、リスクの方が高くなります。
生のまま食べるより、醤油漬けにすると賞味期限が長くなるとはいえ、食べる前に状態を確認しましょう。
まとめ
旬の時期に購入し、生筋子から醤油漬けのいくらまで、加工や保存次第で長く楽しむことができます。
この時期に冷凍しておいて、お正月にいただくという方も多いのではないでしょうか?
冷凍しておくと、お正月は期限内なので、充分食べられると思います。
ですが、保存状態が悪いとせっかく用意しておいたのに、処分するという残念なことになってしまいます。
冷凍していても、食べる前に確認は必要です。
ポイントを抑えて、美味しい状態で食べれるようにしたいですね。
コメント