「リボべジ」とは「リボーン ベジタブル」の略で
野菜のヘタや根の部分など
本来捨ててしまいがちなものを活用し
ふたたび栽培する再生野菜のことをいいます。
今回は数ある野菜の中から
大根を例にあげてまとめてみました。
リボベジの基本のやり方、メリットデメリットが気になる方は下記の記事を参照にしてみて下さい。
リボベジで大根を育てるとき土は必要?
このリボベジという栽培方法は、容器と水さえあれば
簡単にはじめられるため土は必要ありません。
リボベジは野菜のヘタや根、芯の部分などを
水につけて育てるというとてもシンプルな方法なので
簡単に始められるのはもちろん土で汚れてしまうという心配もありませんね。
土を使わずにできるという点が
実はうれしいポイントで
家の中が汚れる心配がないので子どもと一緒に楽しむことができるんです。
毎日の水かえ当番を子どもに任せてみたり
葉が伸びて成長していく様子を一緒に観察してみたり
ある程度そだってきたら、収穫して料理に活用してみたり・・・
まさに食育につながりますよね。
収穫できた際には
衛生上の点から生で食べるのは避けて
加熱してから食べることをお忘れなく!
さらに簡単に始められ管理が楽なことから
子どもの自由研究にもぴったりではないでしょうか。
少しずつですが、確実に伸びていく葉っぱ
葉の成長が目に見えて実感できるので観察もしやすいですよ。
自由研究と聞くと
どこか難しくて親が大変になるイメージですが
これなら一緒になって楽しめ最後まで見守ることができそうですね。
リボベジで大根を育てるとき花は咲く?
結論からいうと、水で育てている間は咲きません。
基本的には水だけで育てますが
ある程度大きくなってくると
水栽培からプランターや畑の土へ移動させることがあります。
簡単にいうと
水で育てることで野菜の葉を伸ばし
葉の復活を待って土へうつすイメージですね。
水栽培だけでも葉の部分は収穫できるので
手軽に育てたい時は水栽培を
野菜そのものの収穫に挑戦したい時は土への定植を
というように
自分に合ったやり方で楽しむのもいいですね。
ちなみに土へ定植する際は
その野菜に合った時期を選んで行うと
わりとスムーズに成長することができるようです。
旬の野菜というくらいなので
それぞれの野菜には適した時期、食べ頃があるように
育てる際にも育ちやすい時期があるということですね。
さきほど、プランターや畑にうつすと書きましたが
土にうつしたいけれどもっと手軽にと考えるなら
室内やベランダなどで小さめな鉢などに入れるだけで簡単におしゃれなリボベジが完成します。
そして土栽培をする際には
水栽培では発生しにくい害虫に気をつけなければなりません。
これは野菜を購入する時点でついている場合もあるので注意が必要ですね。
もし虫が発生してしまった場合には
市販の害虫スプレーを使って駆除するのがいちばん効果的といえます。
しかしその場にないというときでも家にあるもので代用できるんです。
それは、簡単に作れる
「片栗粉スプレー」や「牛乳スプレー」
これは片栗粉または牛乳を水で薄めるだけで作れるため、簡単で安心!
殺虫剤などもありますが
小さな子どもがいるとできる限り安全なものを使いたいところですよね。
ただ牛乳はのちに匂いが残るので
片栗粉の方がいいのかもしれません。
この害虫問題も含めて
水栽培、土栽培を選んでみてくださいね。
リボベジってカビが心配。大丈夫?
健康的に野菜を育てるためにもこまめな手入れと置き場所が重要になってきます。
基本的には1日1回の水かえでよく
(夏場は1日2回ほど)
水の量は野菜の切り口が浸る程度で大丈夫なようです。
入れ過ぎには注意です!
もしぬめりが出てきた時には
カビの発生を防ぐためにも水でよく洗い流すといいでしょう。
水の管理で重要になってくるのが置き場所!
特に夏場は直射日光を避けることで葉焼けや水の腐りの発生を避けられます。
この水栽培リボベジは
水につけて育てるので常に雑菌やカビが発生しやすい状態ともいえます。
気をつけたいところですね。
わたしは過去に
植物や野菜を育てる際によかれと思って水をたくさんあげて枯らしてしまったことがあります。
与えすぎるのも良くないということがよくわかりますね。
さらに切り口を浮かすことで
切り口が腐るのを防ぐこともできるので容器選びも重要になってきます。
ここで一工夫するのなら・・・
例えば
下へいくにつれて幅が狭ようなもの
大根は特に断面が大きめなので
下にいくほど狭まる容器は
野菜が水を吸い取って水量がへると
自動的に水面から離れるので腐りにくいですよね。
身近なところでいうと
ペットボトルの上部を切り取って
本体に逆さにはめたものなど・・・。
さらに100均で売られている
ネコよけシート
これも容器の底と野菜の断面の間におくと同じ効果が得られそうですね。
野菜の腐りは絶対さけたいという方はぜひ試してみてください。
まとめ
このグリーンを生かして、観葉植物としてもリラックス効果が得られる上に
お部屋のインテリアにもなるのでおすすめです。
さいごに
リボベジという言葉がピンとこない人でも
身近なものでいうとネギや豆苗、水菜などでしょうか。
私も昔、実家の台所においてあるのを見たことがあります。
そう考えると
なんだか親近感がわいてきますよね。
「リボべジ」という言葉自体は最近のものなのかもしれませんが
地球にも優しいエコな考え方は、実は昔から私たちの暮らしに取り入れられていたようです。
これをきっかけに、まずは難しく考えず
簡単なリボベジでエコな暮らしを体験してみてはいかがでしょうか。
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