お子さんが、入園や入学すると、関わりを外すことができないのがPTA役員です。
役員決めの、重たい空気、体験したことがある方もいるのではないでしょうか。
PTA役員になると、準備があったり集まりがあったりと、何かと時間をとられてしまいます。
学校に行く機会が増えるので、子供のためにも是非、と立候補してくれる方もいますが、できればやりたくない…というのが本音の方も多いのではないかと思います。
もし打診があった場合、どのような断り方をすれば角がたたないのでしょう。
どのような断り方がいいのか、例をあげていきたいと思います。
PTA役員を断る理由と断り方文例
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PTA役員を断る理由はみなさんいろいろな事情や理由があると思います。
一番多い理由はご家庭の事情ではないでしょうか。
役員になると、夕方や夜に集まることが多くなりますので、子供の預け先というのがネックになってきます。
できない理由はきちんと説明しないといけません。
母子家庭(父子家庭)
母子家庭や父子家庭の場合、役員の仕事をしている時に自分の子供をどうするか。ということが一番の問題です。
祖父母や親族などのサポートがないと、低学年の子供だと心配ですし難しいです。
また、遅くまでの仕事をされている方も多いように思うので、その辺りのできない理由を説明します。
『 PTA役員の件ですが、プライベートな話で恐縮ですが、現在母子家庭(父子家庭)であり、親などのサポートも受けることができません。
役員会などへの参加が難しいのが現状です。
お声がけいただいたのに申し訳ありませんが、辞退させていただきたいと思います。
行事のお手伝いなど、可能なことがありましたら協力させていただきます。』
もし、子供が高学年になって引き受けることができそうなら、その事を付け加えてもいいと思います。
共働き
近頃は共働きの家庭が増えているので、それだけでは断る理由にならない場合もあります。
夜勤や休日出勤があるなどの理由は考慮してもらえることもあるので、それを説明しましょう。
『夫婦ともに働いております。
勤務時間も不規則で、役員会への参加は難しいのが現状です。
この状態で役員を引き受けてしまうと、他の方々にご迷惑をかけてしまうと思います。
申し訳ありませんが、辞退させていただけるとありがたいです。
ご検討、よろしくお願いいたします』
妊娠している
妊娠してる場合は、体のためお腹の子のためにも辞退する方がいいと思います。
月齢にもよりますが、お腹も大きくなり妊娠しているのは明らかです。
『現在妊娠しており、○月に出産予定です。
検診や産後の事を考えると、役員を引き受けることは難しいと考えております。
お声がけいただいたのに申し訳ありませんが、今年度は辞退させていただきたいと思います』
下の子がいる
下の子が小さいと、迷惑がかかってしまうということを伝えましょう。
連れてきてもいいよ、と言われることもありますが、役員会に行っても子供が泣いてしまったりすると、お世話に手がかかり話を聞くこともできないということも考えられます。
こちらの都合より、みなさんへの迷惑を考えてという説明をしてみてください。
『PTA役員のお話ですが、今回は辞退させていただきたいと思います。
下の子がまだ小さく、手が離せないのが現状です。
夫の仕事の都合で、役員会の時間に世話を頼むことも難しく、預けることもできません。
連れて行っても、役員のお仕事の迷惑になると思います。
申し訳ないですが、ご検討頂けるとありがたいです。
よろしくお願いいたします』
この場合も、「下の子が大きくなればできると思います」、と一言添えてもいいと思います。
持病がある
デリケートなことなので、病名までは伝えてくないこともありますね。
でも持病があるということや通院しているということははっきりと伝えた方がいいです。
自分の持病だけではなく、家族が治療中という場合もあります。
考慮してもらえるように、できる限りの事情は説明しておきましょう。
『現在、病気療養中で通院しております。
突然体調を崩す可能性もあり、年間を通して役員を引き受けることは難しいと考えております。
他に行事の手伝いなど、違う形で協力できればと思います。
申し訳ありませんが、辞退させていただきます。
よろしくお願いいたします』
転勤が多い
転勤が多いご家庭は、本当に突然決まることもあります。
年度初めだけではなく、途中でもその可能性があるという事を伝えておきましょう。
『夫の仕事の都合で転勤の可能性があります。
年度の途中で引っ越しをすることもあるかもしれません。
その場合、引き継ぎなどで他の役員の方にかえってご迷惑をかけてしまうことになります。
申し訳ないですが、役員の件は辞退させていただきたく思います。
何卒よろしくお願いいたします』
ほかの姉弟で役員をしている
役員を2つ掛け持ちするのは大変です。
事情を説明し考慮してもらいましょう。
『お話いただいた役員の件ですが、今年度は他の姉弟の学年で役員をつとめることになりました。
役員の兼務は時間的にも体力的にも難しいと考えます。
今年度は辞退させていただきたく思います。
ご検討の程、よろしくお願いいたします』
絶対してはいけない断り方
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事情があって断る場合は、きちんと理由を説明しなくてはいけません。
ただやりたくないというのは、理由としては成り立ちません。
断るときに絶対にしてはいけないことは、
・嘘をつく
・役員に決まってから辞める
などはダメです。
その場しのぎの嘘は、バレた場合人間関係にも影響します。
人間性を疑われてしまいますよ。
役員に決まってからやっぱり辞めるということも、迷惑がかかります。
また新たに役員を決めるために、集まらなくてはいけないということもあります。
無責任な人だと噂をたてられるかもしれません。
絶対にやりたくないと押し切ることもやめましょう。
学校に関わることで、怖いのは親の噂話です。
この断り方は印象も悪いですし、よくない噂はすぐに広まります。
いろいろと悪影響が出るかもしれません。
PTA役員の断り方文例!母子家庭や持病、転勤など!NGな断り方も紹介まとめ
この記事ではPTA役員の断り方文例を状況別に解説しました。
PTA役員とは、大変な役目だと思います。
学校と子供たち親たちの中継にもなってくれます。
学校に行くことが増える分、子供たちの様子がよくわかるというメリットもあるようです。
でも、やりたくないと思っている方の方が多いと感じます。
断る場合でも、まずはしっかり話を聞くことが大切です。
初めから、「断固拒否!」という姿勢は相手の方に悪いイメージを与えます。
役員ができないというこちらの理由を聞いてもらうためにも、まずは話を聞いてみましょう。
その後、できない理由をしっかりと説明します。
その際もできるだけ不快な気持ちにさせないようにするように心がけます。
申し訳ないという気持ちを持って説明すると、相手の方もこちらの話を受け入れやすくなると思います。
母子家庭や持病があるなど、役員ができない理由は隠さず伝えるようにします。
仕事の都合で転勤があるかもしれないということも同じく伝えておいた方がいいです。
実際、役員をしていて急な転勤で転校することになると、その役員の穴を埋めないといけなくなります。
体調不良なども同じです。
初めからわかっていることなので、他の方に迷惑がかかる可能性があるということを伝えておくことは大切です。
特に理由もなく「できない」と拒絶してしまうことは一番ダメです。
また、共働きの家庭も増えているので、「仕事をしているから」では断る理由にならない場合が多いです。
声をかけられ、できない場合は、しっかりとできない理由を説明してください。
役員はできなくても、他の行事などでのお手伝いはできるだけ参加し、協力していきましょう。
また、役員を引き受けてくれる方への感謝も持たなければいけませんね。
相手を不快にさせないように丁寧に断りを入れることが、今後の人間関係を円滑に進めるためとなります。
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