夏になるとキッチンでコバエが飛び回り、気になることが増えますよね。そんなコバエの駆除と予防に役立つのが、自作できる「めんつゆトラップ」です。この記事では、その効果や作り方を紹介します。
めんつゆトラップは、水で薄めためんつゆに台所用洗剤を数滴混ぜるだけで、特にショウジョウバエに効果的です。コバエは発酵臭や甘い香りに引き寄せられるため、めんつゆの強い香りが効果的です。
しかし、トラップが効かない場合もあります。その理由として「ニオイが弱い」「コバエが急速に繁殖している」「ショウジョウバエ以外の種類である」などが考えられます。効果がなかった時の対策も記事内で紹介していますのでチェックしてみて下さい。
めんつゆトラップとは?仕組みを解説
コバエの発生を抑えるために効果的なのが、簡単に作れる「めんつゆトラップ」です。
家にあるもので作れるため手軽に試せます。
作り方は、水で薄めためんつゆに台所用洗剤を数滴加えるだけ。これにより、発酵臭や甘い香りに引き寄せられたコバエを捕まえられます。
コバエは腹部の気門という呼吸器官を持ち、油膜で覆われているため水を弾きますが、洗剤の界面活性剤がこの油膜を破り、窒息させます。
この方法はコバエの習性と生態を利用したものです。
トラップは生ごみやゴミ箱の近くに設置し、効果は1週間ほど続きます。長期間放置すると逆効果なので、定期的に取り替えることが重要です。
ただし、めんつゆトラップはショウジョウバエにしか効果がありません。他の種類のコバエには別の対策が必要です。また、トラップがゴキブリを引き寄せることもあるため、併せて対策を行いましょう。
手作りのめんつゆトラップとその処理方法
手軽に作れるめんつゆトラップでコバエ対策を始めましょう。以下はその作り方と捨て方の手順です。
必要な材料
- ペットボトルや紙コップ
- めんつゆ
- 水
- 食器用洗剤(界面活性剤入り)
容器には、ペットボトルの底をカットしたものや紙コップ、透明や白色のものが適しています。洗剤は柑橘系の香りが効果的です。めんつゆは希釈タイプを使うとより強い香りが出せます。
作り方
- 容器の3分の1ほどめんつゆを注ぐ
- 同量の水で薄める
- 洗剤を3~5滴加えて軽く混ぜる
- シンクの隅などに設置
水とめんつゆは1:1の比率で混ぜ、洗剤の量に注意して香りを保ちましょう。効果が薄れるため、洗剤を入れすぎないようにします。
捨て方
1週間を目安に、溜まったコバエの死骸と液体を処理します。
- 古新聞などで液体を吸収
- ビニール袋に密閉してゴミ出し
- 容器は地域の分別に従って処分
排水口に液体を流さないよう注意してください。卵が残り、再びコバエが発生する恐れがあります。
めんつゆトラップが効かない場合の理由と代替手段
ここでは、めんつゆトラップが効かない場合の原因と代わりの対処策を紹介します。
めんつゆトラップが効かない原因
めんつゆトラップがコバエに効果がない場合、次のような理由が考えられます。
- トラップのニオイが弱い
- コバエの繁殖速度が速い
- コバエの種類が異なる(ショウジョウバエ以外)
代替手段
代替手段は以下の通りです。ひとつずつ詳しくお伝えしますね。
2.コバエの発生源を取り除く
3.コバエの種類に応じた対策
4.市販の殺虫スプレーやトラップを使用する
- 他の液体を試す
コバエを引き寄せる別の強いニオイの液体を使用します。以下の液体を試してみてください。- ビール、焼酎、日本酒、赤ワイン、梅酒
- リンゴ酢や黒酢
- みりん、料理酒、醤油
- はちみつ また、薄めずに原液のまま使用する方法もあります。
- コバエの発生源を取り除く
コバエの発生源を根絶します。卵を物理的に除去することが重要です。- 床の隅やシンクの排水口に落ちている卵をコロコロやガムテープで除去する
- シンクの排水口に熱湯を流す(排水管が耐熱性である場合)
- コバエの種類に応じた対策
コバエの種類に応じた対策をお伝えします。- ショウジョウバエ:市販の殺虫スプレーや卵の除去
- ノミバエ:お酢を使ったトラップ、アロマオイル、市販の殺虫剤
- チョウバエ:排水口の掃除、チョウバエ用殺虫剤、排水管の冷却
- キノコバエ:観葉植物の管理、有機肥料の使用を避ける
- 市販の殺虫スプレーやトラップを使用する
市販のコバエ用製品も効果的です。次のような製品を検討してください。- スプレータイプ:コバエがいなくなるスプレーなど
- 捕獲タイプ:置いておくだけコバエがホイホイ
- 電撃殺虫機:encologiの電撃殺虫機
これらの対策を組み合わせて試すことで、コバエの駆除効果を高めることができます。
コバエを防ぐための日常的な対策
家の中に侵入したコバエを駆除するのは重要ですが、それ以上に大事なのはコバエを寄せ付けない環境を維持することです。
外からコバエが家に入らないようにするため、また家の中でコバエが発生しないようにするためには、どんなことに注意すれば良いのでしょうか。
日常的にできる簡単な方法で、コバエ対策を行いましょう。
コバエの侵入を防ぐための基本的な工夫
コバエが家の中に入るのを防ぐために、次のことを心がけましょう。
- 窓やドアを開けっ放しにしない
- 窓を開ける際には、必ず網戸を閉める(細かい網目のものが効果的)
- 窓やドアの周辺に市販の虫よけグッズを設置する
コバエは網戸の隙間やサッシの隙間からも侵入してくることがあります。虫の発生が多い場合は、網戸の状態を見直すことも重要です。
生ごみの適切な管理
コバエが卵を産みつけやすい生ごみや食べかすを迅速に処理することで、家の中での発生を防ぎます。
- 生ごみをこまめに処理する
- 重曹やクエン酸を使って生ごみのニオイを抑える
- フタ付きのゴミ箱を使用する
- キッチンの三角コーナーや排水口を清潔に保つ
- 食事後は食器をすぐに洗う
- ビール缶やワイン瓶などを早めにすすぐ
特にショウジョウバエやノミバエは腐った食品を好むため、食品や生ごみを適切に管理し、ニオイを抑えることが効果的です。
生ゴミ自体を減らすなくすという考えも効果的です。生ごみを減らしてにおいもなくすのに役に立つのが生ごみ減量乾燥機。この機会に生ごみ減量乾燥機のご検討もおすすめします。
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ハッカ油で防虫
ハッカ油を使ったスプレーは、コバエやゴキブリなどの虫を寄せ付けません。以下の手順でハッカ油スプレーを作ります。
- スプレー容器にハッカ油を10~20滴入れる
- 精製水約90mlと無水エタノール約10mlを加える
- キッチンや玄関などにスプレーする
スプレー容器は、プラスチックの場合「PE」や「PP」と記載されたものか、ガラス製のものを使用しましょう。
水回りや観葉植物の清掃
コバエの発生を抑えるためには、水回りや観葉植物を清潔に保つことが大切です。
- 三角コーナーや排水口をこまめに掃除し、水あかや油汚れを防ぐ
- 観葉植物の土は無機質の土に替える、もしくは表面だけ無機質の土を使う
- 鉢皿の水をこまめに捨て、清潔に保つ
- 観葉植物は日当たりと風通しの良い場所に置く
これらの日常的な対策を続けることで、コバエを寄せ付けない住環境を維持することができます。
プロにキッチンクリーニングを依頼しよう
コバエ対策の基本は、日常的に部屋を清潔に保つことです。コバエが好む環境を理解し、そのような状況を作らないよう心がけることで、発生を予防できます。もしコバエが発生した場合は、早めに駆除することが大切です。
自分での対策が難しいと感じたら、専門のクリーニング業者に依頼するのも一つの方法です。料金やサービス内容は業者ごとに異なるため、比較検討して選びましょう。見積もりや相談ができる業者もありますので、気軽に問い合わせてみてください。
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