毎日着る学生服は、洗濯が大変ですね。
特に冬場の学ランやブレザーなどは毎日洗濯するものでもないかと思います。
そういうものに限って、白い汚れがついてしまっていることはありませんか?
小さな汚れのために、毎回クリーニングに出すことは難しいです・・・時間もかかりますし、費用もかかります。
その場合はご家庭で汚れを落としてしまいましょう!
学生服につく白い汚れと言っても原因はいろいろありますよね。
その汚れを落とすためには、原因を知って、それにあった方法で汚れを落とすことが重要です。
汚れの原因別に方法を紹介していきたいと思います。
学生服の白い汚れの原因
学生服は、見た目以上に汚れています。
本人もいつ汚れがついたのか気づいていない場合も多いのではないでしょうか?
白い汚れにはいろいろな原因があります。
汗からの皮脂汚れ。
学校での、工作や制作でのノリや絵の具の汚れ。
ご飯をこぼしてしまったり、など。
なぜ、こんなところが汚れているのか不思議に思うことも多くあります。
汚れがついた時は、強く拭き取ることよりも、取り除くことが大切です。
でも、気づいていない汚れの方が多いですよね。
すぐに取り除けなかったら、気づいた時に対処するようにしましょう。
汚れを放置してしまうと、その分汚れを落とすことが難しくなります。
また、制服は家庭で洗えるものもあります。
制服を購入する際、洗濯ができるかという説明書きがついていると思います。
その際、洗濯方法も詳しく書かれています。
洗濯機で洗うことができるか、手洗いならOKなど、素材によっても違ってきます。
水洗い不可のものもありますので、汚れを落とす前に、まず確認してからにしてください。
学生服の白い汚れを取る方法は原因によって違う
汚れを落とすということは、洗剤と汚れの化学反応だと言われています。
原因を見極め、それにあった洗剤を使用しないと、汚れが落ちないことがあります。
汗や皮脂汚れの場合
汗や皮脂汚れの場合は、襟周りや袖口についている場合が多いです。
白い汚れというよりは黄ばみとしてあらわれてくるかもしれません。
この皮脂汚れの原因は『タンパク質汚れ』です。
簡単にいってしまうと、油汚れの一種です。
こちらの汚れは、洗濯洗剤の他、食器用洗剤やクレンジングオイルで落とすことができます。
シャツなどは、つけ置き洗いやこすり洗いなどの予洗いのあと、いつも通りに洗濯機で洗濯をすれば大丈夫です。
学ランやブレザーには当て布をすると制服の痛みが少なくなります。
歯ブラシなどで優しく擦るように汚れを落としてください。
ノリの場合
ノリがついている場合は、まずはぬるま湯につけてみましょう。
冷たい水につけてしまうとノリの成分が固まってしまいます。
ぬるま湯につけることで、ノリがふやけて取れやすくなります。
ふやけてきたら、もみ洗いや優しく歯ブラシなどでノリの部分を取り除いてください。
歯磨き粉の場合
歯磨き粉には研磨剤が入っています。
付いてしまったからといって、ゴシゴシ擦ってしまうのは逆効果です。
この研磨剤が繊維に入り込んでしまい、取れにくくなってしまいます。
こちらは、普通に洗濯すれば取れる場合がほとんどです。
おしゃれ着専用の洗剤などを使用します。
こちらも、ぬるま湯に溶かした洗剤を歯ブラシなどにつけて優しく、汚れを浮かせるように擦ります。
他には、輪ゴムを使って汚れを取ることもできます。
輪ゴムを指に軽く巻きつけて、歯磨き粉をこすり取るようにします。
制服の下に、厚みがある硬いものを敷いておくとこすり取りやすくなります。
この場合は、乾いている歯磨き粉に有効です。
ガードレールの場合
登下校の際、ガードレールにうっかり擦ってしまって白い汚れが付くということは意外と多いようです。
ガードレールに付いている汚れの場合は、白い粉などの場合、強く擦ってしまうと、繊維の中に入り込んでしまいます。
このような時は掃除機で吸い取ると取れることが多いようです。
もし、塗料などが付いてしまっている場合は、ご家庭では難しいと思われます。
シンナーやベンジンで塗料を落とすことはできますが、生地を痛めてしまう可能性もあります。
クリーニング屋に相談する方が安心ですね。
ファンデーションの場合
ファンデーションの汚れも油性です。
化粧を落とす時と同じ要領で、クレンジング剤が有効です。
水で濡らす前に、まずクレンジング剤を少量つけて、汚れを浮かせていきます。
歯ブラシなどで、馴染ませていきましょう。
他の部分に広がらないように、タオルなどを下に当てておくといいです。
クレンジング剤がない場合は、台所用の中性洗剤でも代用できます。
学生服の白い汚れ、水で洗えない場合の対処法
こちらで紹介した対処法は、水洗いができるということが前提です。
制服によって、水洗いができないものもあるので、まずは洗濯タグを確認することが必要です。
制服の素材は、主にウールやポリエステルのものが多いです。
ウールが50%以上のものは、ご家庭での洗濯をおすすめしません。
洗濯機のドライコースとドライクリーニングも、全く別のものなので注意してください。
でも、クリーニングに出す時間がないなど、どうしてもの場合は、全体的に洗わず、汚れの付いた箇所だけ…ということもできます。
洗剤の成分が残らないように、濡れたタオルなどで取り除くようにしてください。
ですが、この方法は、自己責任です。
縮んでしまったり、色が落ちてしまったりすることもあるかもしれません。
そのデメリットを踏まえた上で、対処するようにお願いします。
学生服に白い汚れが付いちゃった!原因別の落とし方まとめ
学生服は、見た目以上に汚れています。
冬の学ランやブレザー・セーラー服は、月に一度は洗濯した方がいいようです。
他にも、思いも寄らない汚れもつきます。
その度にクリーニングに出すということも、長期の休み以外だと難しいですね。
できれば、購入時にご家庭で洗濯できるものを選ぶといいのではないでしょうか。
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